見る人を見る…映画は見られる/見るという構造で成り立っている。この映画を見る人を見るという二重構造になっている。さらに、その映画は見せないという、鑑賞者だけの空間である。映画のような演技ではなく、本…
>>続きを読む語り聞き ペルシャを眺め 過去探す
(探す→まずホスローとシーリーン→イラン的歴史→この映画の謎→この作品は前知識をこれでもかって吸収してから観るべき作品だ→あの水浴びをしているシーリーンをどの女…
ジョン・レノンの Tomorrow Never Knows と Revolution9 と Mother を三曲とも「無条件に傑作!」と見なせない人は、ロック好きやビートルズ好きを名乗るのは全然よい…
>>続きを読む女性の顔のモンタージュだけで90分。顔に当てられた照明(あえて照明と言います)が揺らぐのがエモい。ちょっと眉が動いたり、手が動くだけで「何考えてんだろ」とか思う。やっぱりクローズアップは真顔が1番。…
>>続きを読む『シーリーン』鑑賞。キアロスタミ特集@シネ・ヌーヴォ。イランの古典叙事詩映画を見る女優の顔を次々と写すだけという凄まじい作品。カメラや照明を考えるとやはり相当作り込まれたもよう。お馴染みの顔もありキ…
>>続きを読むこの「思いつき」に1時間半の尺は値するのか?という問いに対して、「否」とは言えない。実際退屈を誘うかと問われれば、想定されるほどではないと答える。
それでも「こんな映画があって良いのか」と劇場の中…
福岡市総合図書館映像ホールシネラで行われた「アッバス・キアロスタミ監督特集」にて鑑賞。
昨年各地で催されたキアロスタミ追悼上映以外で日本では公開された事のない作品のため、今回の上映を逃したら二度と観…
「シーリーン」は日本初劇場公開とのこと。「ホスローとシーリーン」はイランの叙情詩でありメロドラマなのですが、内容は全く知らなかったので鑑賞前にWikipediaで予習してから観ました。
本作は面白い…
映画を見る女優たちの顔のアップとオフの音声のみで構成されるラディカルな実験作。これがまたちっとも退屈しないで楽しく見れた。分離された音声と映像を再構築することを観客に要求する、この手の体験する映画は…
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