グロいのはそうなんだけど、それよりも
、プロローグからラストまで無駄がないストーリー展開で、やりたいことがわかりやすくて良かった。
プロローグから本編に入る流れも違和感がなかったし、子供視点で描いているからこそ、ラストでプロローグを回収するというどんでん返しな展開になっていた。
題名は『Goodnight mommy』という事で、この作品の意図を汲み取ってつけられたのがわかる。このタイトルは、お母さんに注目させる役目を果たしてる。
原題は『ich seh ich seh』で、英訳するとI see I see.
わりと序盤のお母さんの子供への接し方で勘づいて、赤十字の人たちが訪問してきたところ(第三者の子供への接し方)で、「なるほどなるほど」となった。笑
この作品は、スリラー×ミステリーという感じで、自分が知る中では『エスター』とかに近い雰囲気かなと思う。個人的に結構好きな部類だけど、わかりやすいストーリー展開な一方で、盛り上がりに欠けるところがマイナス点かな。
種明かしの後で、お母さんが逃げるシーンを入れた方がハラハラ感は増したかも。あるいは、種明かしをもう少し尺取って大袈裟にした方がどんでん返し感は増したかも。