くじら

コロニアのくじらのネタバレレビュー・内容・結末

コロニア(2015年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ダニエル・ブリュールとエマワトソンに惹かれて字幕版で視聴。これが実際に起きたことに基づいて作られているとは…。チリでの拷問施設の話だが、当時のチリの状況もこの施設のことも知らなかったのでまた学びたい。もっとドイツ語を使うのかと思ってたけどほぼ英語だった。

あらすじ
 70年代添乗員のレナは仕事でチリへ。出発までの間、チリで活動家をしている恋人ダニエルのもとで過ごす。しかし大統領派を支援するダニエルはポスターを作成したことを告発され、施設に連行されて拷問される。
 ダニエルを助けようとレナは単身施設に乗り込む。一見宗教施設に思える施設だが所長?のシェーマーによる虐待、女性を汚れたものとして支配や石投げ行為、少年への性的虐待が横行していた。また、男女子どもは別々に分けられ、なかなかレナはダニエルの様子が伺えない。
 拷問で大怪我をおったダニエルはハンスと名乗りバカになったフリをして逃げる機会を伺う。施設の視察の際に久しぶりに男女混合で行進をして再会できた2人。その夜に貯蔵庫で夜勤のレナと会うダニエル。たまたま地下通路の存在に気づき、そこが拷問された場所であること、外へ通じる道があることに気づく。
 貯蔵庫での逢瀬の際にダニエルは拷問施設の写真を撮ってそれをレナに見せていたが、人が来て隠しそびれたのが見つかってしまう。問いただされたレナだが、ハンスが一計を案じてなんとか逃れ、2人は貯蔵庫で作業して妊娠していた女性とともに逃げる。何とか施設から出た3人。しかし妊娠してた女性は罠にかかって死んでしまう。何とか施設から逃げ出しドイツ大使館?に行った2人。帰国しようとするも妨害に遭う。しかしレナの機転とレナの上司の協力もあり出国。

この施設から逃亡したのは40年間で5人だけだったとエンディングで流れる。
くじら

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