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ウォーターパワー/アブノーマル・スペシャルのこのレビュー・感想・評価

4.1
【カナザワ映画祭2016二十六本目】
「サイテーでサイコー」という言葉は本作のためにあると思います。主人公が完全にどうかしてるんだけど「浣腸には重大な責任が伴うの」とか名言垂れ流しまくりで最高なのだ。内田裕也映画や『ハッピーアイランド』のレビューでも書いたがやはりキチガイは名言を生み出す土壌が半端ではないのだろう。個人的には主人公の「浣腸をライフワークにするためにはあらゆる状況に対応できなければならない」とレイプ犯として追われる主人公を操作する男刑事の「バスに足止めされて遅れた」が最高だった。でも主人公カノジョいるんやったら浣腸に目覚めんでええやんとは思った。あと、本当に「えーっ!?」ってなってラストシーン。

本作をカナザワ映画祭で観た多くの人が言う通り、こんな映画をスクリーンの大画面で大勢の人とゲラゲラ笑いながら観られるなんてこんな豊かな体験があるだろうか、いやない。最高だった。
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