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たまこちゃんとコックボーのemilyのレビュー・感想・評価

たまこちゃんとコックボー(2014年製作の映画)
2.7
15歳のひよ子の夢はお菓子の国のプリンセスになること。ある日ドーナツの穴を覗いてるとアニメの世界へ迷い込んで、タマコちゃんと出会いたちまちお友達に。外の世界をのぞいて見たくなったタマコちゃんは実写の世界の目新しさに惹かれて、二人は入れ替わり生活を始めるが。。

ぬいぐるみいっぱいのお部屋
ぬいぐるみでデコレートさされたテレビ
ストローで飲むプリンに、黒色すみれの音楽。キュートな廣田あいかのキャラクターと声が世界観とマッチして、ファンダジーな夢世界と普遍的な青春ラブストーリーを交差させる。

実写とアニメが現実逃避の枠組みで交差され、アニメの世界から実写の世界へ。自分の知らない世界は楽しくて、無い物ねだりをする二人。さらにはお友達の男の子のイソップも加わり、それぞれが互いの世界を体験することで、見えてくる相手の思いや自分の世界の良さ。さらにはそれぞれが何役ものキャラクターを自然にポップに演じ、子供にもわかりやすく、メッセージ性もある。

ドーナツには夢と希望が詰まってるんだって。甘いものは現実逃避。でもそれは逃避だから、いつか戻れるって分かってるから成り立つんだよね。
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