主人公が大好きな女優ジルの盗撮されてる映像が彼のパソコンに届き、ある事件へ発展していく物語。パソコンに移される映像で話が展開されるのは面白く感じるけどアクション場面などは決まった映像でしか流されないから迫力はいまいち感じられなかった。全体的にストーリーの説明が少し下手に感じた。あらすじを読んでから映画に入ったので理解できたけど前情報なしで見たら映画に理解が追いつかないまま話が進んでしまう。話の展開を二転三転と返すことにこだわりすぎたせいかそこまでの過程が雑に感じてしまった。
この映画はどんでん返しを取り入れていて騙されることには騙されるけど全く驚きが感じられなかった。ストーリーをひっくり返す上で”何か”が欠けてるように感じた。
大枠の道から進む方向が全く違うところへ向かうのがどんでん返し映画で楽しめるところだけどこの映画は大枠の道から外れても大枠の道と方向が同じで進んだように感じた。だからストーリーをひっくり返しきれてなく全体が曖昧な感じで仕上がっている。
パソコンで映画を進める上で時間などの工夫を凝らした点は良いけど、もう少し序盤の内容などを映画全体に絡めるとより楽しめるように感じた。
