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アングリーバードのTSのレビュー・感想・評価

アングリーバード(2016年製作の映画)
1.7
【子どもかゲームファン向け】
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監督:ファーガル・ライリ他
製作国:アメリカ/フィンランド
ジャンル:アニメ
収録時間:97分
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あまりのくだらなさにこちらが「アングリー」になってしまいそうでした(笑)今月1本目にして今月最低候補。劇場に入って15分あたりで、劇場に入ったことを後悔し始めました。完全に子ども向けかもしくはゲームファン向け。しかしながら、劇場で鑑賞してた子どもたちですらほとんど笑っていなかったのでこれは致命傷ではないでしょうか。

怒りん坊のアングリーバード「レッド」を主人公とする物語。内容はありきたりで、敵を通して主人公が味方に認められていくというものです。確かに映像も綺麗な方ですしわかりやすい内容なので子どもは見やすいかと思います。

しかし、頗る展開が遅い。また、随所に笑いが入るのですがそのほとんどが全く面白くない。一言で言うとスベってます。そしてそれが物語の展開をかなり遅くしているので非常に苛々します。さらに敵キャラのデザインがどうも気にくわないです。あんな緑の豚なんているのでしょうか?ところどころエセ関西弁を使う敵にも苛々しましたし、この映画苛々する箇所が非常に多いのです。

序盤の鳥たちの愚かさも然り、豚さんたちが何故にあれほど卵に執着するのかもよくわかりませんでした。ご馳走かもしれませんが、あれほどの襲撃を受けているにも関わらず卵を料理して食べようとする貪欲さには呆れてしまいました。どう見ても裕福な感じの豚さんたちの国。そこのところからも、豚さんたちがわざわざリスクを冒して鳥の国を攻める理由がイマイチわかりませんでした。結局のところ、主人公レッドを認めてもらうための「イベント」にしか見えませんでした。

流石に終盤はテンポが良くなりますが、それでも所々寒いギャグが入るのでため息をついてしまいます。また、豚さんたちの国に入るときのパチンコのシーンが長すぎる。多分10分くらい使ってますよ。国に入ってからも、ここはすーっといこうよというところでいってくれない。空気を読め!と心の中で何度叫んだことやら。

感動もなく、得たものはないに等しいです。ファーストデイで1100円でしたが、それすら後悔したくらいです。冒頭にも述べましたが、このゲームのファンか子ども以外の方には到底オススメ出来ません。3Dなんてもってのほかです。
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