たくはち

ブリッジ・オブ・スパイのたくはちのレビュー・感想・評価

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)
3.9
スピルバーグとトムハンクスの馴染みのタッグにコーエン兄弟の脚本ってだけで鑑賞価値あり。
ソ連と東西ドイツ、アメリカの関係性が分かりやすく描かれており、単純な一対一の対立ではない複雑な関係性が物語に深みを与えていた。
橋のシーンはとても緊張感があり印象的であった。静かでとてもリアルな感覚にさせられた。
ソ連人スパイとアメリカ人弁護士の友情にも似た信頼関係や主人公が家に戻って真っ先に眠ってしまう安堵感には暖かい気持ちになった。
ラストのアメリカで電車に乗るシーンでは、東ドイツ側の交渉人の乗る白い車や、東ドイツの民間人がベルリンの壁を登り撃ち殺されるシーンのオマージュがあり、同じ事象でも国の違いで全く様相の違う事を強調していた。
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