黒海に沈むUボートに載せた莫大な金塊+潜水艦もの!
もうそれだけでわくわく感が、
やめられない~止まらない~♪
しかも主演はジュード・ロウ。
格好いいおっさんの代表格。
観る前のハードルが上がり過ぎましたかね。
ジュード・ロウは健在!
歳をとって渋みが加わり益々格好いい。
そんな彼が演じるのは、海軍時代を経て民間海洋サルベージ会社で長年働く、潜水艦においては誰もが認めるプロ中のプロ。
これまた格好いい。
だがしかし…
長年働いた会社からのいきなりの解雇通告で幕を開ける。
落ち度はナシ。
時代の流れのせいとか。
家庭を犠牲にしてやってきた仕事に対して、あまりにも酷い仕打ちだ。
そこへ舞い込んでくる驚きの一攫千金話。
ん?
うさんくさい資金提供者。
ボロボロの潜水艦。
寄せ集めの潜水艦クルー
救命胴衣すら満足に無い…
きな臭さがプンプン。
映画ですから、そこは割り切って…
で鑑賞後。
ジュード・ロウと題材頼みで、ストーリーがイマイチだったかな。
海洋サスペンスとしては内容が薄っぺらく、登場人物自体や人間関係、物語の展開に渡り練り込まれた深みが無かったのが残念だ。
潜水艦と言えば究極の密室故に、尋常ではない圧迫感や閉塞感、息苦しさ、匂い、精神的に追い込まれる様がもっとあれば、よりリアルな感じを出せたと思う。
深海での迫力はそれなりにあったので、映画館で観ていれば、もっと評判が上がったかもしれないが…
ラストシーンが切ない。
潜水艦を扱った素晴らしい映画はいくつもあるが、中でも最高峰として私が思うのは“U・ボート”。
未だ観たことない人は是非一度!