あきらっち

ブラック・シーのあきらっちのレビュー・感想・評価

ブラック・シー(2014年製作の映画)
3.0
黒海に沈むUボートに載せた莫大な金塊+潜水艦もの!
もうそれだけでわくわく感が、
やめられない~止まらない~♪

しかも主演はジュード・ロウ。
格好いいおっさんの代表格。

観る前のハードルが上がり過ぎましたかね。


ジュード・ロウは健在!
歳をとって渋みが加わり益々格好いい。

そんな彼が演じるのは、海軍時代を経て民間海洋サルベージ会社で長年働く、潜水艦においては誰もが認めるプロ中のプロ。
これまた格好いい。

だがしかし…
長年働いた会社からのいきなりの解雇通告で幕を開ける。
落ち度はナシ。
時代の流れのせいとか。

家庭を犠牲にしてやってきた仕事に対して、あまりにも酷い仕打ちだ。

そこへ舞い込んでくる驚きの一攫千金話。
ん?

うさんくさい資金提供者。
ボロボロの潜水艦。
寄せ集めの潜水艦クルー
救命胴衣すら満足に無い…

きな臭さがプンプン。
映画ですから、そこは割り切って…

で鑑賞後。

ジュード・ロウと題材頼みで、ストーリーがイマイチだったかな。

海洋サスペンスとしては内容が薄っぺらく、登場人物自体や人間関係、物語の展開に渡り練り込まれた深みが無かったのが残念だ。

潜水艦と言えば究極の密室故に、尋常ではない圧迫感や閉塞感、息苦しさ、匂い、精神的に追い込まれる様がもっとあれば、よりリアルな感じを出せたと思う。

深海での迫力はそれなりにあったので、映画館で観ていれば、もっと評判が上がったかもしれないが…

ラストシーンが切ない。


潜水艦を扱った素晴らしい映画はいくつもあるが、中でも最高峰として私が思うのは“U・ボート”。
未だ観たことない人は是非一度!
あきらっち

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