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海にかかる霧のhymasuminのレビュー・感想・評価

海にかかる霧(2014年製作の映画)
3.7
途中までは現実にもありそうだと思って観ていたけど、船長の残酷な隠蔽手段の後の船員たちの狂気は...

機関長だけが人として普通の反応だったと思うけど、他の乗組員はあまりにも狂ってて、ちょっと引いてしまった。これはホラーかと思うような異常。
実話をモチーフにされた作品だそうですが、実話でもやっぱり海に投棄したらしく、違法行為の処罰から逃げるためには人間はこうも常軌を逸した行動がとれるんだと、窮地に追いやられた極限の心理は恐ろしい。

その中でやっぱり良かったのはユチョンとハン・イェリ。
ドンシクの純朴さも良かったけど、ホンメ役のハン・イェリが素晴らしい。

観る人の想像に任されたラストですが、この映画はこの終わり方が一番いいと思った。
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