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ハウス・オブ・ヴェルサーチ~モードの王国を甦らせた女~/マダム・ヴェルサーチのTigのレビュー・感想・評価

3.3
ジャンニ亡き後のヴェルサーチファミリーの物語。一時日本からも撤退したり破産寸前だったヴェルサーチですが、最近はまた服飾は勿論、家具、時計やファインジュエリーの分野でも目にするので勢いを感じます。まあ逆にいうとクチュール、プレタだけじゃ食っていけないのかも知れませんが…ストーリー自体は短い時間に一気にファミリーの栄光、瓦解、再生を詰め込んでいるのでテンポが早く物足りなさは感じました。でもモードやクチュールに興味があればみて損は無いと思います。逆に全く興味がなくても、家族ドラマが好きな方には佳作としてお勧めできるかも知れません。個人的にはドロドロの話かと思ってましたが、意外とアットホームというか…ちょっと拍子抜けでした。でもモードにある程度関心があるなら胸が熱くなる瞬間もあるはず。ただし本作をヴェルサーチブランド自体はフィクションとして一蹴しているようです。因みに2015AWでは本作の主人公にあたるドナテラがジバンシィのアイコンに起用されて結構話題になりました。観た後に実際のドナテラの画像を観ると軽くホラーなので注意されたし…
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