あいうえお

石の上の花のあいうえおのレビュー・感想・評価

石の上の花(1962年製作の映画)
2.9
彼なりに工夫を凝らしているものの、全体的には説得力が弱い。鑑賞中に怒りが込み上げるほど。この人がカメラを動かすと最後、あっという間に退屈な映像に成り下がる。パラジャーノフは非常に極端な映画作家で、ある意味では天才型とも言えるが、監督としての見過ごせない欠点も平気で晒してしまう変わり者でもある。