ピンフまんがん

いたずらロリータ 後ろからバージンのピンフまんがんのレビュー・感想・評価

3.3
これは70分でいろんなのが凝縮している。
というかこの時代ですでに「ご主人様~」なんてあったのね。よく見ると製作者の陣営は今にして思えば大御所が揃っている。時代は超えても、男性の欲望なんざ何の変りもないSF。今で言えば是枝作品の「空気人形」に近いか、もしくは現代エロVシネ系の城定作品の「ラブ&ドール」も近いかも。こんなことをこの時代に何のヒネリもなく普通にやっていたのがびっくり。ドリフみたいなオチやアパートの個性的な住人とか、この時代はこういう演出多かったよね。アパートの住人はあの時間でよくあれだけのキャラを確立させているものだ。
当時はすでに「アダルトビデオ」の全盛時代に入っている頃で、映画としての表現として、違う角度からのエロティック描写を見せるために試行錯誤しながらでも上手く工夫されているのが興味深い。