お麩

この国の空のお麩のネタバレレビュー・内容・結末

この国の空(2015年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

詩の最後の
「ね」
の余韻がすさまじい。
最後の里子がこちらを見つめるカットの振り返るような視線が、「ね」と問いかけてくるみたいに。

わたしが一番きれいだったとき
わたしはとてもふしあわせ
わたしはとてもとんちんかん
わたしはめっぽうさびしかった

里子のこれから始まる戦争には触れず、熱がある一瞬の時期だけ切り取られているから、美しくみえた。
きっと、何事もなかったかのように、奥さんと子どもを呼び寄せて引っ越して、
ただ里子と畳の染みだけがそこに残るんだろうなぁ。。ぁぁ

トマトをむさぼるとき、色気の汁が滴ってた……
キスの仕方とトマトの食べ方がそっくり

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長谷川博己も二階堂ふみも艶っぽくて好きなのでそれだけで◎
そういえば、里子よりいちげさんの方が色白なのも、よかったな。里子の健康的な若さとの20歳分の差が

井戸とか川とか、
じっとりとした暑さの中に清潔な涼しさを感じられた。
お麩

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