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イニシエーション・ラブのchihakenのネタバレレビュー・内容・結末

イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

【作品概要】
2015年に公開されたミステリー映画です。監督は堤幸彦さんです。
乾くるみさん著書の小説が原作となっています。内容としては恋愛ものになっているが、ストーリー性にミステリー要素が含まれていることから、ジャンルとしてはミステリーだと評価されています。最後から二行目で、本書は全く違った物語に変貌するというキャッチコピーから、大ヒット作品となっています。興行収入は13億2000万円を突破しており、小説を超えるような大ヒットにはなりませんでした。

【感想】
非常に複雑で新しい作品だと思いました。映画冒頭は見ていてもあまり好奇心がそそられる要素がなく、ただの恋愛映画だと思いました。しかし一気に物語が急変するシーンがあり、そこからどんどん引き込まれていきました。小説を読んでいないので分からないのですが、もしかすると世界観は小説の方がいいのかもしれません。気になった方は是非ご覧ください。

【あらすじ】
主人公の鈴木は静岡大学数学科の4年生で、ある日友人の望月 大輔から合コンの数合わせで呼ばれた。鈴木はその合コンで成岡 繭子に惹かれたが、気持ちを伝えることができなかった。後日、合コンに参加したメンバーで海水浴することになり繭子に再開した鈴木は、奇跡的に連絡先を交換できた。勇気を振り絞り繭子に電話し、鈴木はデートを約束することができた。デートを重ねた二人は親密な関係になっていったが、周りには隠していた。鈴木はとうとう電話で告白し、繭子の家に行き結ばれた。関係を構築していた二人は、クリスマスに夜景の見えるレストランを予約し、鈴木はクリスマスイブにデートすること決まった。クリスマスイブにお互いプレゼント交換を行い、鈴木はこれ以上ない愛を感じていた。繭子との関係を優先しようと思った鈴木は、東京の会社からの内定を蹴り、静岡の会社に就職した。鈴木は昇進のために東京への2年間の修業が決まり、繭子と遠距離恋愛することに。東京で同じ会社の石丸 美弥子と出会い、鈴木は意気投合していた。そんな中、繭子から生理が来ないと連絡を受け、鈴木は意を決してプロポーズしたが、繭子はできこんが両親にバレるのが嫌だと断った。ある日、鈴木は美弥子から思いを伝えられ、理由も言わずに断ったが、内心は揺れていた。繭子は産婦人科で妊娠3か月と診断され、降ろすことにした。落ち込んでいる繭子を元気づけるためにも仕事に励んだ鈴木だったが、美弥子からの強い想いを聞き、美弥子の強引な誘いに乗り、体の関係になってしまった。二股を続けていた鈴木はどんどん思いが美弥子に傾いており、ある日繭子のことを美弥子と呼んでしまい、とうとう別れることを決意した。果たして鈴木の人生はどうなるのか。

【出演者】
・松田翔太
・森田甘路
・前田敦子
・木村文乃
・三浦貴大
・前野朋哉
・森岡龍
・木梨憲武
・片岡鶴太郎
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