「赤ちゃんができた。あなたの子ではないけれど」と、妻からサラッと衝撃の告白をされたアレックス。兄に相談すると「殺したければ殺せ。許したければ許せ。自分で決めろ」と言われちゃう。果たしてアレックスの答…
>>続きを読む「父、帰る」や「ラブレス」のアンドレイ・ズビャギンツェフ監督の二作目。
後の作品でもよくテーマとして取り上げられる、家族・夫婦における愛情の断絶が本作でも描かれている。
感情の機微がさりげなくては…
このレビューはネタバレを含みます
妻のヴェラが「妊娠したけどあなたの子じゃない」という告白をし子供を堕ろす手術をするが、ヴェラは死んじゃう。で、夫が不倫相手を殺しに行ったら、実は子供は夫の子供。ヴェラは夫婦生活に不満があって自殺未遂…
>>続きを読む気になった言葉
(鍵を)私は失くしたりしない。
彼の子よ。でも、違うの。彼の子なのは事実よ。
でも私たちの子は私たちだけの子じゃない。
私たち自身だって両親だけの子じゃない。分かる?
夜、ふと目を…
説明書きの一切ない心地良さ。
目に入ってくる情報だけとまっすぐ向き合える気持ち良さ。
静けさの中に広がる感情の熱波。
観終わった後に残るのは、
まるで絵画を鑑賞していたかのような感覚。
ロシア…
ただの悲劇ではない。
まるで革命のお話だった。
序盤に続く親子4人のシーンで夫婦2人の目線がほとんど(数えられる限り1度しか)合わない。
ということだけで、その現在の関係がわかる。
黒とヴェラの…
亡き父が遺した田舎の家に訪れたとある家族。そこで妻は静かに語る。
「妊娠したの、、でもあなたの子ではない。」と、、
夫アレクセイは何も言わずにその場を立ち去る。
言語道断だ!ということで、中盤…