小さなひびが全体を瓦解させる構造が、いかにもこの監督らしい。
「ギフト」、「隠された記憶」といい、最近の流行りなのかもしれない。
自分の過去の振る舞いが、現在の自分に立ち向かってくる構図は、あたか…
「ヴェラの祈り」
ズビャ作は映像美と緻密な構成とシンボリズムや自作に影響を与えた才能を反映する監督なので本作を観る前にタルコフスキー映画を全て鑑賞して欲しい。観ずに本作を観ても十分な楽しみ方や…
妻の「赤ちゃんができた、あなたの子じゃない」この一言から悲劇が始まります、2時間半の字幕ってだけで見る前から不安だったけど、台詞も少なく終始重苦しくて静かで自然と映像にひきこまれました
私も女だけど…
ぽつんとそびえ立つ大木、その横を通る道、雨、美しい緑…
冒頭からタルコフスキーの「サクリファイス」を感じてしまった。
なるほど、ズビャギンツェフ監督はタルコフスキーを敬愛していて、この作品は「サク…
妻は言った
「妊娠したの。でもあなたの子じゃない。」
ラスト30分 衝撃のヴェラ でした
『父、帰る』を観終わった時のような…
いや!それ以上の感覚。
言葉にできないやつです。
それも…
重苦しい映画だ。ひたすら重苦しい。会話も少ない。この夫婦に厄災をもたらしたのは妻なのに、妻の方は淡々としていて、悩むのは夫の方ばかり。なぜだ?▼そして、拳銃の登場。同じロシアの小説家チェーホフは、「…
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