完成度の高いリアリズム映画です。
映画の始まり方がよく、冒頭の数分で冷たい雰囲気やエレナが置かれた立場が分かります。エレナを演じる女優が綺麗すぎず、身近にいそうな中年の女性というのもいいです。
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空虚感
モスクワの街の風景には空っ風、登場人物には空っぽの心を感じた。
エレナの夫がジムに行く場面で、急に神妙なBGMが流れ始めたので、物語の急展開を予測したんだけれど、そうでもなく、事件が起こ…
なかなかの胸糞ドラマ
あんなクソ息子のクソ息子に大学行かせて何になるというのだ
見る人によって変わると思うが旦那の主張の方が圧倒的に正しい
TVから字幕付きで垂れ流れる音声、列車事故と何かメッセ…
銀幕短評(#553)
「エレナ」(原題)
2011年、ロシア。1時間49分。
総合評価 68点。
なんじゃこりゃ、なんーじゃこりゃ。おまえ長いっちゅうねん、おまえ。えげつないな ほんま。
脚…
倫理観揺さぶってきます。
不穏、暗い、地味。劇伴の入り方が不自然かつメロドラマみたい。登場人物に感情移入できない。それどころか常に彼らにイライラする。不穏な感じがどんどん増していくわりに何も起こら…
『父、帰る』(2003)で長編デビューにして金獅子を獲得して以来名だたる映画賞を獲りまくっているロシアの名監督ズビャギンツェフの2011年の作品。
皮肉にもかつて共産主義の盟主の地だったモスクワを…