いつもながら冷たくて鋭く刺すような画面作りが得意なズビャギンツェフさん。
整然と秩序だった無機質な部屋。画面上で何回も繰り返される何でもないような日常の動作の中で、とんでもないことをやらかすエレナ…
先行き不透明な現代社会に生きる、ある女性の"惑い"を描く、アンドレイ・ズビャギンツェフ監督3作目。
あの印象的なオープニングカットから、気づけば作品に引き込まれているズビャギンツェフマジックに、タ…
流行りのパラサイトものの先駆け的映画?
なかなかに世知辛くゾクッとする後妻業なストーリー。
お見事な位マヌケ面のバカ息子っぷりにある意味感動~笑
やはり世の中金だな~。
正味な話、綺麗事じ…
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冒頭、家の外装からコーヒーポットまで“貧富の差”を表現するショットが続く。母親が息子の家に行くまでの移動シーンは無駄な気がしたが、そこにも貧富の地理的な差があるのだろうか。それとも2度目の訪問の不吉…
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裕福な再婚相手に無職の息子そして次々生まれる子供
お母さん甘やかしすぎだよ、年金支給日にはお金を持って行き、無職である事に口出しせず甘やかしている
それだもん働く気にならんわ
最後には心臓麻痺…
日本のサスペンスドラマ的な
在り来りなストーリーなのに
ヒロインの揺らぐモヤモヤが
自然に漏れ伝わってくるような
不穏な音響と
スタイリッシュな映像描写
夫婦にはお互いそれぞれに実子…
『ラブレス』『父、帰る』のアンドレイ・ズビャギンツェフ監督作品
お互い再婚同士の老年夫婦に訪れる心の変化を静かに見つめたサスペンス
淡々と老夫婦の日常を映していく中、底知れぬ不穏な空気感に終始支…
エレナ側が家族もろとも全く救いようがないのでただ胸糞悪いだけの不条理劇になってしまうが、そこが露悪的でいいとも言えるのかしらん。いや、好きではないぞ…。
でも、食器の音やテレビの音声がここまで嫌な音…
資産家の初老の男と後妻に収まった女の話。
ただ、中年夫婦の日常を撮っただけなのに、なぜか観続けてしまう。
急激に資本主義に傾いた新ロシアは、その弊害として貧富の差が大きく現れる。
共産主義時代の…
冒頭の木の枝越しに部屋が映ってる画面は寒々しさから陽の光が入り、奥の方では銃声が聞こえるワンカット。裕福な家とそこで生活している主人公と夫を切り取る。ゆったりと間をとり描くので、そこで乗れるか。物語…
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