ズギャビンツェフ映画の中でも、この映画は大当たり。
テーマの投げ掛けで終わっているようにも見えるが、最初と最後は同じ窓越しのカットなので、とあるひとつの物語、という風にも取れる。
なんといっても、こ…
芸術的なまでの現実に、愕然とする。「これは現実なんだ」と思わせる仕草と間の取り方。幕開けから会話らしい会話が起こるまで約8分、必要な沈黙。”言葉は時に強い力を持つが、無意味なことが多い”。”テーマは…
>>続きを読む長編監督第一作でヴェネチア映画祭金獅子賞を獲得したズビャギンツェフ監督の第三作目。ユーロスペースにて鑑賞。
冒頭をはじめ長回しが多く、ゆっくりとしたペースで進みながらもずっしりと重く心にのしかかる作…