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エレナの惑いのRIOのレビュー・感想・評価

エレナの惑い(2011年製作の映画)
3.0
お互い空気のようになった夫婦
息子の事となると方向が分からなくなるエレナ

ちょうど良い時に
ちょうど良い理由が見つかる
きちんと道具も揃ってる
まるで悪魔が用意していたように…

エレナは正義をはかる天秤を持っていないのか
不本意ながらも意外と早く踏み破って怖いことする
平静では超えない一線

洗練されたインテリアが冬枯れのような
寂しい感じをより際立たせる

エレナは涙も出ない
踏み台にされた亡き者へ慰める言葉もない

ラストは風が凪ぐように静かに終わっていった
深い倫理観に否応なく意識を向けられた
すごい家族の構成です 
自分も考えてはいけないことを考えてしまう

「父帰る」のアンドレイ・ズビャギンツェフ監督は
えぐい所を突いてきます
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