やることなすことオール裏目(;´д`)
奈落に落ちていく女教師!
お金のモラルを教える立場の中学校女性教師が金銭トラブルで追い詰められていく姿を描いたヒューマンドラマ。
こ、これおもしろい…(;゜∇゜)
年に数作しか作られないというブルガリア映画。
その中の一本が東京国際映画祭で審査員特別賞受賞の他、世界各国映画祭で13個も賞をとった力作(*´∀`)
映画祭受けする映画なので、エンタメ要素はなし!
音楽もなし!
エンドロールまで音楽なし!聴こえるは黒板に書き込むチョークの音だけ。
撮影もややドキュメンタリータッチで、ひたすら主人公の行動をカメラが追いかけるだけ。
似ている雰囲気の映画と言えば、
「4ヶ月、3週と2日」あたり。
モラルとプライドにがんじがらめになった女性教師(クズ夫、かわいいチビ娘の3人家族)が、金銭トラブルの不幸の連鎖につぐ連鎖に見舞われ、悲惨な目に遭っていく。
中学教師、翻訳の副業もしながら家計を支える主人公。
しかし、いきなり家が競売に(/´△`\)
住宅ローンを払っていたのになぜ?
実はクズ夫が住宅ローンをすべて使い込んでいた他、督促状をすべて破り捨ててた(;´д`)
そして、競売を阻止するため主人公はついに立ち上がるのだが(;゜∇゜)
ネタバレしませんが、とにかく、不幸につぐ不幸(苦笑)
よくここまで金銭トラブルの絨毯爆撃が続くか?というほど不幸ラッシュ!
助かったと思った瞬間、次のトラブルが発生し続けて、観てるこっちは胃が痛くなるほどの緊張感(´д`|||)
大半のトラブルは主人公のプライドや余計なことしたせいなんですが。
そのトラブルも日本円で30円足りないとか、そのレベルなのに、その30円ほどで人生が崩壊しかかる見事なシナリオ(;´∀`)
ここ1、2年くらいで、ここまで緊張した映画はこれが一番かも…
モラルを重視しすぎるのと、プライドの高さと、不運の連続で墜落していく主人公はヒューマンドラマというよりブラックコメディです(;>_<;)
超ハラハラ緊張感の他に
ブルガリアで社会問題化している悪徳サラ金問題も取り上げた秀作(*´-`)
色々不幸が重なり、多額のサラ金の返済が不能になった主人公。
支払えなければ、借金返済まで、毎日サラ金エロ社長のちん子をしゃぶり続けなければならないという…
はたして、女教師はちん子をしゃぶり続けるのか?それとも?(;゜∇゜)
結末やいかに?
冒頭の子どものサイフ盗難事件問題がラストショットに繋がる構成も見事(*^^*)
派手さのハの字もなく、欧州マイナー映画好き限定ですが、お勧めできる良作映画です(;゜゜)