このレビューはネタバレを含みます
先生がダメな夫のせいで金策に奔走し、最後は銀行強盗してしまう話。
次々くるトラブルは若干やりすぎ(突然倒産とか!そんなことありますか。)感はあるものの、見ている側をずっとハラハラさせてくれ、全体的な映画の暗さが悲壮さをより深めてくれるあたり、しっかり感じることのできる映画だと思いました。だらけてしまうシーンもけっこうありましたけど。
結局一回も笑わなかったのかなあ。でも罪に厳しい先生が罪を犯して罪を注意できなくなる、なんてウィットにとんでますよね。もうちょっと共感できたら、よかったかなあ。
文化とかかもしれませんが、どこを譲ってどこを捨てるかじゃないのかと思ってしまいました。
自分なら家族へのプライドこそ先に捨てるけどなあ。あのダメ夫も結局何がしたいのか全然わからなかったけど、一連の不幸は彼女のエゴが巻きおこしている気もしてしまって、うーむ、と考えてしまいました。
池に投げ込まれた小銭を拾ったり、金借りるのに頭下げたり、銀行強盗したり、そこは行くんだ、っていう驚き多かったなあ。
とりあえず交渉ってのも、なんか違うんじゃないかという気もしましたし。
金ってやですね。
簡単に交換できる分、簡単に失えちゃうんですもんね。大事なこと、見失わないようにしないとな。