個人的にはあくまで歴史要素は裏テーマに置きつつ恋愛映画をやって欲しかった。後半俄然歴史テーマが表立ってしまって説教臭くなっか感が...
個々人、ミニマルな地元の物語に向き合う
ということと
過去の悲惨な歴史から目を背けない
ということは監督にとってイコールだったのかな、
冒頭、主人公の彼は周りのことさえよく理解できていない。自分の感情を押し付けてるだけ。それなのに授業は抜け出すわオーストラリアの留学は控えてるわで、
この最初の問題提起は良かった。
でもその後それが回収されていないため彼の成長物語になってないような…だれに視点を向けていいやら
地元のデモ活動に触れることで歴史の重要性を理解し、ひいては狭い世界の重要性、個人とちゃんと向き合うことの重要性を学ぶっていう流れになって欲しかった。
サイタマノラッパーしかり"この半径1メートルから"っていうレペゼン感が欲しかった。