鍋レモン

草原の実験の鍋レモンのレビュー・感想・評価

草原の実験(2014年製作の映画)
3.4
⚪概要とあらすじ
広大な草原地帯を舞台に、平和な日々を送る父と美しく優しい娘、そして娘に恋をする2人の青年のエピソードを一切のセリフを排して描いた異色作。

ロシアの新鋭監督アレクサンドル・コットが、旧ソ連のカザフスタンで起きた実際の出来事に着想を得て作り上げた一作で、セリフなしの映像美で描かれる少女たちのささやかな日常に、徐々に意外な暗い影がさしこんでいく。

⚪キャッチコピーとセリフ
“少女がその先にみたものー。”

セリフ・字幕なし

⚪感想
ロシアの作品。

セリフ・字幕ともになし。
この作りで最後まで観ることができるのは才能かな。

分かるようでで分からない、いや分かる。

主人公の少女がとにかく美人。
綺麗な二重幅と瞳。
大人でも子供でもない不思議な感じ。

恐らく幼なじみの青年ともう1人の青年。そして少女の父親。

終始不穏までとはいかないが他の映画と比べると異質。

車のエンジン、鳥のさえずり、嗚咽、水の滴る音、呼吸、心拍。
沢山の音。



⚪以下ネタバレ



少女の住んでいた場所は核実験が行われていた場所だったのかな。恐らくお父さんは被爆して結局死んでしまったみたい。

幼馴染の青年ちょっと不憫。でも家族総出で少女の家で待ち構えているの怖すぎる。

キノコ雲からの一瞬にして消え去る全てのもの。
埋めたはずの父親が掘り返されてしまうほどの威力。


⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞。
鍋レモン

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