大草原の家で暮らす少女と彼女に想いを寄せる2人の少年が織りなす物語で、鮮烈な映像と強烈なメッセージ、衝撃なラストには圧倒された。
場所や時代を特定せず、セリフを一切使用しないという手法で、少女と少年たちの三角関係を繊細なタッチで描かれている。監督が伝えたい事がラストまでに集約されていく過程が見事。全体的に、砂漠でのシーンなので、とっても乾いた印象を受けた。そのシンプルさがとてもよいのだ！！！また、同じくセリフがない映画といえば、ロバート・レッドフォード主演の「オール・イズ・ロスト」を想起させる。
旧ソ連で実際に起きた出来事に基づいたファンタジーであり、壮大なスケールで戦争を語り継ぐ力作なので、多くの人に一度は見て頂きたいです。
去年の東京国際映画祭にて、鑑賞。コンペティション部門で、WOWOW賞と最優秀芸術貢献賞のW受賞を果たした作品。
9月から、シアター・イメージ・フォーラムにて、公開する事が決定しました！！
