FREDDY

君はゾンビに恋してるのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

君はゾンビに恋してる(2011年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

友松直之が監督、羽田あいが主演を務めたラブ・コメディである本作は、イケメンにも目もくれず、"ゾンビの彼氏を作る"ことを夢に見るゾンビマニアの女子高生・ヒトミが、とある日に学校で偶然出会った、"ゾンビ君"と呼ばれる物静かでいじめられっ子の男子生徒・将太に惹かれるものを感じるも脈があったことで落ち込んでいた中、自らがゾンビを作ることを思いつき"ゾンビパウダー"を独自に開発し、将太を本物のゾンビにすべく投身自殺に見せかけ殺害したところ本当にゾンビとなってよみがえったことで、念願だったゾンビの彼氏に胸を躍らせ将太との恋を育んでいく姿や不思議な同居生活、そして2人が巻き起こす騒動を描いた作品となってているのだが、何の期待もなしに暇つぶし感覚で視聴をはじめてみたのだが、意外や意外惹かれるものがあって気づけば楽しんで視聴していましたね。全体的にチープで理解に苦しむ展開を見せますし、キャスト陣の演技もお世辞でも上手とは言えない程度のもので、無駄にお色気シーンが映し出されるのでその点も気になるところではあるのだが、ゾンビマニアの女子高生が独自開発したゾンビパウダーを使ってゾンビ化させたいじめられっ子と恋愛をするという設定だけがユニークな単純なラブコメディだけが映し出されるのかと思いきや、まさかのジェイソンマスクのシリアルキラーとの三角関係やゾンビ君が一躍有名になりCM撮影まで行うという漫画チックな展開も見せますし、しっかりとゾンビが朽ち果てていく過程も描かれ、ヒトミはヒトミで無惨な姿に。ゾンビというものを活かしたコメディも良かったと思いますし、B級作品ながら最後まで面白かった。暇つぶしに最適な一作かと。
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