ねまる

ライオット・クラブのねまるのレビュー・感想・評価

ライオット・クラブ(2014年製作の映画)
3.5
オックスフォード大学が舞台で、「17歳の肖像」の監督で、大好きなイギリス俳優大集合でずっと気になっていた作品。

POSH=上流階級 の暗部を覗くような作品。
オックスフォードに同様のクラブが実在していて、○リス元首相もその一員だったとか。

大学生ノリをお金がある人たちがやってるだけで、そんなに胸糞悪いって感じはしなかったけど、知ってるので。ダメな人はただ楽しめない作品だろう。
私はむしろ、ほぼ飲み会での1面でしか描かないところに物足りなさを感じる。見かけの良さだでなく、かなーり実力派のキャストなので、もっと色んな面で描けたのでは。

POSHらしさ満点なのはやはりフレディ・フォックス様ね。
あのプラチナブロンドが最高にキラキラ輝いているので身体が小さくても、会長らしいオーラを放ちまくり。でも、ビビりで、みんなの暴れにも参加せず、そういう時には隅っこでちっちゃくなってるところ愛おしい。

一応主演はマックス・アイアンズなのかな?彼が若干の常識人であることが救いであり悲劇。
もう1人の主役っぽいのが、サム・クラフリンなのだけど、めちゃムカつく(演技がうまい)。新入りのくせに、しゃしゃってるところも、ただ幼く馬鹿なだけでなく悪意と偏見に満ち溢れてるところも。

新入り、会長、以外で印象的だったのが、ダグラス・ブース、サム・リード、ベン・シュネッツァー。ベン・シュネッツァー良かったな。
元々ファンなジョシュ・オコナーのこの手の役柄は初だったけど、流石そんな人に見えたし、オリー・アレクサンダー、マシュー・ビアードも流石。
ほんと知ってる人しかいない。まぁ、だから区別出来るけどこの辺の3〜4人のキャラ分けは微妙だった気がする。

女の子たちがみんな強い子たちだったのが最高。
ナタリー・ドーマーに、ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ!2人が格好良いことで、主人公たちの精神的幼さが際立って良かったね。

そして、伝説のメンバーが、ハリー・ロイドっていうところからわたしのウキウキは始まっていて、実際にイートン校→オックスフォード出身のおぼっちゃまだし、それはもう完璧!!

そして締めの、トム・ホランダー!!
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