Shibawithbread

スリーピング・ボイス 沈黙の叫びのShibawithbreadのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

1939年4月スペイン内戦終結
フランコ独裁と新たなカトリック体制には平和も和解もなかった

この映画をすべての女性に捧げる
無言で泣いた女性 拘束され殺害された女性に

“我に祖国を託すなら 決して揺らがないと誓う”
フランシスコ・フランコ



“政治家や歴史家に我々の敗北は明らかだ
 だが人間的には勝利かもしれぬ”
A・マチャード
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 スペイン内戦終結2年目。マドリードの刑務所では、共和国派活動家の恋人や妻、母たちが次々に収監され、おざなりな裁判で死刑が執行されていた。妊娠中に収監された姉オルテンシアを助けるため、南部のコルドバから出て来たペピータは、水面下で共和国派を助ける元医師の家で働きながら、姉に差し入れし、子供のために謝罪するよう説得を続ける。姉からは山岳地帯でゲリラ戦を展開する義兄への連絡係を頼まれ、義兄の同志パウリーノと出会う。惹かれ合っても会えない状況の中、次第にペピータの身にも危険が迫る。
 一方、刑務所内で出産したオルテンシアは、当局の手から子供を守るため、ひとりの女性看守に、ある願いを託すのだが……。「始めるべきではなかった内戦」の後も、喪失感と痛みの中で、立場を越えて闘い続け、一縷の希望をつないだ女性たちの物語。
(GyaOあらすじより)

1940年11月マドリード
内戦終結2年目

ここでは言葉に気をつけて
誰も信じず目立たないように

私にも読ませてください それが権利です
なるほど だが時間がないから無理だ
君たちが嫌なら代わりにシスターがサインする

新生スペインの強化は腐ったリンゴの排除から始まる
我々の面前にいるものすべて真のスペイン人ではない
彼らは操り人形だ 国際共産主義に仕える人形
唯一の目的は祖国の崇高な価値を破壊すること
彼らの居場所はない 新生スペインの中には!

クリスマスは神の誕生を家族で祝うもの
主が我々を救済し天国の門を再び開きます
原罪で閉じた門を
多くの人が今朝聖体礼拝を拒みました
信仰が再教育の一環だとわかっていない
イエス誕生の日になんという冒涜でしょう
そこで 謝罪に変えてこの小さな足にキスをしなさい
愛と服従の証です
拒絶したものは一ヶ月面会停止

偶像へのキスは無意味です
私は信者ではない人形にキスなどしない
赤子のイエスを人形だと!
キスなさい 命令です
共産党の屑が!空気を吸う価値もない
尊敬を学べ!
娼婦め!この共産主義者!地獄の炎で焼かれろ!全て一緒に!
全員屑よ!贖罪などない
この国に平和はない 神も許さない!
共産主義者全員が収監されるか
死ぬまで

遺体は運べない
今のスペインでは遺族が引き取れない
ミサで語ることもできない
祈るだけ 誰にも知られずに家に隠れて
泣くだけ 誰にも知られず
でも思い出は奪えない 失った痛みも

怒りと痛みで私は号泣する

・姉役のインマ・クエスタ濃ゆい美人
・黒いハットと外套の待機列にいたお爺ちゃんいいキャラ
・メルセデスって名前の女性大抵性格含めイケメン

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“私の娘かわいいモレニータ
母の苦悩を恐れないで
涙は流れてミントの葉の上に
眠れ私の娘 眠れよ
月はあなたを見守り
姉はあなたを愛す”

“あなたと離れた日
もうあやすこともできない
青い瞳と強い心があなたを愛す
眠れ 私の娘 眠れよ”