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ようこそ、シュティの国へのleylaのレビュー・感想・評価

ようこそ、シュティの国へ(2008年製作の映画)
3.9
フランスのご当地映画といった感じ。監督のダニー・ブーンはもともとコメディ俳優で、出演もしてて、いい味出してます。

南仏プロヴァンスからフランス北部へ転勤となった郵便局長が織りなすほっこりコメディ。寒いし暗いし何もないというイメージの北部にイヤイヤ単身赴任するフィリップが、町の人々とふれ合い、しだいにその地を好きになっていく。

ありがちなストーリーだけど、押しつけがましく感動させたりしないのがよかった。

北部への偏見が酷くて笑える。もともとは炭坑の町で廃坑になってしまった地域なのだそう。日本だと魅力度ランキング最下位ぐらいの感じかな。

タイトルの「シュティ」とは訛りの強いフランス北部の方言。す→シュになってしまいまシュ。話すたび笑える。エンドロールで流れるNG集で、言葉遣いに苦戦して何度もNGを出す映像が可笑しい。

フランスでは『タイタニック』の次に歴代観客動員数が多い映画だそうです。ちなみに3位は『最強のふたり』。正直、何でそこまで人気なのかはわからないけど、サクッと観れて楽しかった♡
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