Mrsフロイ

MI5 消された機密ファイルのMrsフロイのレビュー・感想・評価

MI5 消された機密ファイル(2011年製作の映画)
3.0
日本劇場未公開の地味~な英国スパイ映画、カーチェイスも軍用機にぶら下がるなんて無茶も無く、銃撃戦も勿論無い。
人は一人死ぬが持病の心臓発作(爺様なので・・)

主演はビル・ナイが自身も還暦越えで、老スパイをリアルに演じている。なにしろ機密ファイルをスーパーのポリ袋に入れて、ぶら下げて移動(+_+)

ビル・ナイの所属は英国諜報部MI5、因みにジェームス・ボンドはMI6だそうだ。これはボンドの生みの親イアン・フレミングがMI6の職員だったからだろう。

機密情報を扱う諜報部員といっても国家公務員には違いがない。ここから見ると政治家のなんと厭らしいことよ。
首相はいやな奴だし、対立する女性内務大臣も下心みえみえ。

戦いは会議室のなかで、オフィスのデスクで繰り広げられる。
たぶんこれが本当のところだろう。

そんな地味な老スパイも女性遍歴だけはボンドに負けない!
結婚は?と聞かれて「う~ん、5回にはならない・・」
離婚した奥さんは長年の信頼関係のある上司が再婚してくれ、事務所の女性職員とも良い仲、そのうえ独り暮らしのアパートのお向かいのうら若きレイチェル・ワイズとも良い仲にィィ。

これは諜報という仕事のお付き合いの技と見た。

最後にはスーパーの袋をぶら下げた老スパイがカッコ良く見える上質な映画。クーラーの効いた部屋で夏休みに観たい。
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