王道な感想だけど花とアリスをもう一度観たくなった。たしかに花とアリスはなんの説明もなくなんとなく仲良しっぽい二人、からいきなり始まるので、そのさらに始まりが描かれるのはなんだか嬉しかった。二人ともバレエ習ってるけどどうして花はそんなに上手くないのか、とか。
蒼井優のワァ゛ー！って叫びは好きだし鈴木杏の根暗感ある話し方も好き。贅沢な勝地涼。普通に話してる感じなのにその人の背負うもの抱えるものまで感じさせてしまう平泉成…
というか平泉成を二役にしたのマジで苦渋の決断であってほしい。お父さんは平泉成以外ありえないしあのおじさんも平泉成によって見えた広がりがすごかったのだけど。しかしどうやっても平泉成が二人。うーん。
アニメなので少しポップ寄りになるというか実写での光の柔らかさとかとはやはり全体的な印象も異なるけど、その中で岩井俊二の音楽が響くことで繋がりは感じる。
ロトスコープで作ったアニメを100分見続けるの集中が続くか不安だったけど案外大丈夫だった。でもやっぱり動作が重いパソコンみたいに感じてしまう。綺麗なモーションのアニメーションに慣れすぎてるのかもしれないけどこういうタイプのアニメの見方をいまだに悩んでる。
というか実写にはできないこともできるのがアニメーションの良さだと思ってるのでロトスコープにするならその意味は見出したかったかな…蒼井優の見た目じゃなくても蒼井優の声にできることだろうか。
観てからポスターのキャッチコピー知ったけど、あ、そういう感じだったんだ…あんまその辺のインパクトは感じなかったけど…
