ろーしゃーく

花とアリス殺人事件のろーしゃーくのレビュー・感想・評価

花とアリス殺人事件(2015年製作の映画)
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「花とアリス 殺人事件」とりあえず言っときたいのは、黒澤明「生きる」のオマージュが全くもって謎でしかない。「生きる」大好きだけど引用した意味が全然不明。そして、多分僕が色々文句言いたい気分なのは、この映画の肝がストーリーとか云々じゃなくて、"花"と"アリス"のあのぼやぁ〜っとした雰囲気にノれるかノれないかにあるからだと思う。そして僕は、"花"と"アリス"が現実にいるとも思えなければ感情移入もできなくて、あげく話に脈絡もないから無理だと。とりあえずホント意味不明だった。話を引っ張る"殺人事件"については、終始しょーもないくだらない話だし出てくる人間が基本理解不能で行動原理が分からんしで、心底どうでもいい!学校っていう閉鎖されたコミュニティの気持ち悪さって面で良いのか?とも思うけどそれもイマイチなぁ。母ちゃんのウザさがなんか違う!とか平泉成なんで二役!?とかハナの声&話し方なんなの?とか、とめどなく出るのはやっぱ雰囲気にノれなかったって一点に尽きるんだろう。駐車場のシーンとか"轢かれて死ぬぞ?!"だし。タクシーのジジイがカッコ良かったのと、ユダとの再会は一瞬良かったけども。登場人物でいえば、タフでかしこっぽいムーちゃんとヘナチョコな手羽先野郎が実在感あって愛着も沸いたんだけど、2人とも1度っきりで出てこないしなぁ。ただただ、僕の個人的なバイブスが合わなかったってことなんでしょう。

どーでもいいこと言っとくと、滝山城址的な風景が途中あったね。

【追記】劇場で後日談的な冊子もらったんだけど、ムーちゃん出てるしこの冊子が良いじゃんめっちゃ。
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