ノラネコの呑んで観るシネマ

オズ めざせ!エメラルドの国へのノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

3.2
フランク・ボームのひ孫のロジャー・ボームが書いた、オズ・シリーズの一編の映画化。
本国でも壮絶な大コケをした上に批評家にも酷評された作品なので、公開されたのが奇跡。
配給権も叩き売りだったのだろうが、実際観るとそんな悪くない。
プロットは基本「オズの魔法使い」の焼き直し。
西の魔女を倒してカンザスに戻ったドロシーが、再びオズの国へ召還されると、魔女の弟が暴虐を振るっている。
理由はよく分からないがドロシーだけが彼を倒せるらしく、皆んな期待してるというワケ。
ぶっちゃけディテールが緩く、ドロシーの現実世界での葛藤がオズの冒険とリンクしないので、行動の動機も弱い。
こりゃ批評家ウケはしないだろうと思うが、新キャラクターはそこそこユニークだし、サクサク進むので観てる間はまあまあ楽しめる。