とにかく絵のすべてがビシッと美しく決まっている作品でした。舞台のような演出も楽しくて、テンポもごく自然で、エンタメとしても工芸品的な意味でも最高の四谷怪談だと思います。
伊右衛門もお岩も伊藤彦造の…
前半に繰り返されるほとんど銃声のような打ち上げ花火は後半のお化け屋敷が始まるカウントダウンのようだった。妹を訪ねてきた生前の姿のお岩さんと直助に祟るおどろおどろしい姿のお岩さんが同時に映るシーン。幽…
>>続きを読む見たで。
数ある四谷怪談の映像化の代表作であり元祖Jホラーのエッセンスが詰まった金字塔。お岩さんの話がどんな感じなのかは昔に本で読んだから何となく知ってたけど本作は初めて見た。
これが50年代に作…
始まりから終わりまでダレることがなくて怪談の雰囲気バッチリ。鳥や花火など要所要所にはさまれるものにも趣意を感じる。
お岩さんの髪が抜けるシーンは生々しい。
子供だったら怖くて観られなかったと思う湿っ…
いたって古典的な怨恨の物語だが、美術・照明・撮影など総合的な技術力の高さにより圧倒的な満足度を達成している。湖や沼がやたら禍々しく撮られており、蚊帳が張られた暗い室内のショットもムード満点、怪談映画…
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