中絶というとどうしても重い内容になりがちだが、女性の選択肢の一つとして、女性の自立と平行して描くことによりバランスよく軽快に描かれていた。
現在、中絶をめぐり世の中には対立が見られる。
この映画のドナのように、中絶することにより得られるもの(仕事)があったり、捨てずにすむものもある。一方でもしかしたら失ってしまうものもあるかもしれない(命)。それはその人女性自身の問題であり、彼女自身が向き合わないといけない問題である。
自分の体が弄くられることのない男性が中絶禁止とかいう権利は全くない問題である。女性自身が決めていい問題であるし、この映画はその選択を尊重する描き方をしていてとても良かったと思う。