スペインを舞台に麻薬捜査官と麻薬密売人との攻防を描いたサスペンスアクション。
スペインのアカデミー賞にあたる第29回ゴヤ賞で16部門にノミネートされ、4部門で受賞した映画と聞いて、ものすごく期待していました。
しかし、見終わって思ったのはこの映画がホントにゴヤ賞で4部門で賞を取ったの?っていう疑問しかないです。
とにかくムダに長く退屈、特に中盤は酷くて飽きてきます。
誰が主人公なのかハッキリせず、かつこの物語を強く引っ張るような魅力的なキャラクターが居ないのがツラい所。
トランスポーターという邦題はハードル上げすぎましたね。
私もだがどうしてもジェイソン・ステイサムの「トランスポーター」をイメージしてしまいますから。
確かに運び屋は絡んで来るけどそれがメインじゃないし。
アクションシーンもパッケージにあるような感じは無く、見所はヘリとボートのチェイスシーンしかない。
このチェイスシーンだけは迫力があって素晴らしかった。
アクションというより麻薬捜査官と運び屋を含めた麻薬密売組織のいたちごっこを描いたサスペンスだと思います。