こちらもラピュタ阿佐ヶ谷で。この時はほぼ通った状態。
快調・鴨井大介シリーズ第五弾、タイトルもズバリの「鉄砲犬」。
シリーズの軸と言える村野鐵太郎監督は、大阪の風景を硬質なタッチで抜き取り、ロケ派の監督である所を見せる。ラストが埠頭なのは「ごろつき犬」を思わせる展開。
ショボクレの天知茂、坂本スミ子、小沢昭一とお馴染みの顔も揃う。
そして悪党が安部徹！安部徹！ 大事な事なので二度書きました。あまり見せ場は無いが、お馴染み、海落ちまで披露するサービスが嬉しい。
鏡を活かしたペキンパー風の銃撃戦、マシン・ピストルの登場、国本圭一指導の見事な曲撃ち、ガンスピンも楽しめる。
鴨井はん曰く「知らんかったか？007は家族内やで」だそうで。邦画における「007」熱のさ中にある作品なのが分かる。
