ななみん

北の国から'95秘密のななみんのネタバレレビュー・内容・結末

北の国から'95秘密(1995年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

大人になった初恋レイちゃんと久しぶりの再会。プロポーズされちゃったと打ち明けられ、動揺するも良かったねと答える純。花畑で乱暴をしようとしてレイちゃんを悲しませる。帰る時に、「コロンやめなさい」と言われ傷つく純…。同い年でも、やっぱり女の子の方が大人だなと思わされる瞬間。

さて「秘密」では螢の不倫が発覚します…。純も、五郎さんもその事を知った時は「どうしてあの螢が…」と酷く悲しみました。私も見てて凄く悲しくなりました。あんなに家族へ愛が溢れていた螢が…。父さんが他の人へ愛を向けていた時も誰よりも怒っていた螢が…。

螢が、「お兄ちゃんお願い。お金貸して」と純と正吉の家へ1人でやってきた時も。純は、「相手の家族が心配してる」と電話かけようとするも、「やめて!!!必ず電話させるから」とポロポロ涙を零しながら「必ずだぞ」と純に怒られて泣く螢が…本当に哀しかった。涙

不倫相手の医者の息子とその親友が家に乗り込んできた時、純の代わりに、正吉がボコボコにしていたのがかっこよかった。

そして、「秘密」で私が一番好きなシーンです。

純と五郎さん2人で、螢の居る街へ会いに行く。「幸せならそれでいいんだ。自分に、正直に生きろ。何しようと、俺は味方だ」と螢に優しく言葉をかける五郎さん。「先生に渡して」と鮭を渡して、診療所の近くでおろして帰りを見送る。
その背中に向かって「螢ー!!いつでも富良野に帰ってくんだぞー!!」と涙を流しながら叫ぶ五郎さん…涙 そして、号泣しながら走って戻ってくる螢。(T_T)
「父さん、私一人の時は本当は毎日自分を責めてるの。でもどうしようもないの。ごめんなさい」と五郎さんに抱きつきながら泣き崩れるシーンが本当にたまりません。

悪い事をしている自分を、責めずに味方だと言ってくれた五郎さん。見捨てずに、いつでも帰っておいでと言ってくれた五郎さん。こんなの泣き崩れるに決まってます……泣

看護学生になってからは、徐々に親元を離れ、ずっとツンツンして、父さんともろくに喋らなくなってしまっていた螢だったけど、このシーンでやっと、父さんが大好きだった螢をまた見れた気がして凄く嬉しかったです。


純が、初恋の相手レイちゃんの結婚式を、影から見に行ったのも泣けました。当日の朝、レイちゃんから「本当は心細い、怖いの。ずっと大好きだった。きっと今も好き」と電話が来ていたのも、レイちゃんは中学生でまだ幼かったけど、純が東京に行っていた時も本当に真っ直ぐに純を愛していたんだなと感じました。「またいつか、お互いが子供を連れてどこかでばったり会えたら嬉しいね」と言っていたのも、結婚式でどこか寂しそうに泣きそうになっていたレイちゃんも、女の子目線からしてどこか気持ちがわかる部分があり感動しました。

五郎さんの事も大切に大好きに思ってくれるシュウが愛おしかった。 純粋なニコニコ笑顔が可愛かった。
ななみん

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