レアリテ男爵

北の国から'98時代のレアリテ男爵のレビュー・感想・評価

北の国から'98時代(1998年製作の映画)
5.0
数えきれない回数の鑑賞歴。

僕はこのシリーズにはスコアは満点以外につけようはない、のは僕のプロフィールみたらバレバレでしょう。(•ᵕᴗᵕ•)

ドラマシリーズから長編シリーズまで隅々まで全てアホみたいに何度も観てると、シーンに合わせた絶妙の劇伴も、いくつかのパターンがあって、その劇伴が流れると、このシリーズの他の、その劇伴が使われたシーンの記憶達まで重なって、なんとも複雑で切ない気持ちになる。

勿論そうはいっても、いざ観てるシーンに飛び込んでその場にいるような感覚に簡単になっちゃうのは、このシリーズに限り、ゼロコンマ何秒という、まばたき位の速さで出来てしまう!、、、だから、またしても笑い、またしても泣きまくり、またしても全キャストを愛してしまうのだ。^ ^

僕のFilmarksのベストムービーランクに、ドラマなのに、唯一この『時代』の前の『秘密』を一位にいれているのは、そのレビューに書いたような相当な入れ込みようなので仕方ない。^^;

しかしこの『時代』ほど、観てる僕が、ヤバい泣き方をするものは、この世の映画やドラマや本やドキュメンタリー等々ひっくるめても一つもない。。、、、ただ、僕の私生活というか人生の中で、たった一度ある。、、、僕が前の家族と離れて、違う相手と生きる決意と覚悟をしたときのことだ。

僕は本当に神かけて、いや当時のまわりの人間タチも皆んな認めていたが、前妻との子供達を、愛して愛してハンパない溺愛ぶりの、世間からみたら少し年齢が若過ぎな位の超子煩悩パパだった。、、、しかし、僕はオキテ破りの違う道を選んだ、しかし、こともあろうに、その日、前妻は電話口に、泣きじゃくって、ココに書けないけど、けなげな言葉を口々に言う子供らを出した‼︎、、、こんなの反則だよ!、、、俺は気が狂いそうな程、夜中クルマの中で泣いた。。、、、そんな反則をした前妻は知っててワザとそうしたのか永遠に分からんが、その狂い泣きをする僕のいる車中に、今の妻がその時いたのだ。。、、、まぁとにかく僕に全ての責任はあるが、今の妻がその時どんな気持ちで僕をみて車中にいたんだか、、、一生聞けないけどね。(-。-;

月日は流れ、かつて愛しまくった子供達に対しての時と、1ミリも変わらない愛情で、僕は今、まだ一桁の年齢の娘を愛している!、、、ちょうど前妻の子供達と別れたときの子供達の年齢と同じ位だ!、、、僕にまだどれくらい余命があるかは、今は分からんけど、おそらく数百キロ離れたエリアに住んでるだろうが、離れた子供達と死ぬ前に一度は逢って、また吐きそぉに泣くのを覚悟してるけど、とにかく会っておかないとな、、、と、時々想う。

北の国からの世界に浸って泣いているとき、僕は黒板五郎を、北村草太を、黒板純を、笠松正吉を、我が事のように観て生きる。
そしてまた僕は、宮前雪子を、松田タマコを、黒板蛍を、小沼シュウを、完全に異性として観て愛すのだ。、、、僕にとってガチに重いキャラクターの男、男、男、漢、、そして女、女、女、オンナなのだ!!!

、、、なんの懺悔にも、救いにも、僕の人生においてはなってるとは断言出来ないけど、、また観るのだ。

このシリーズに映る全てのキャスト、全てのシーン、全ての自然、全ての人間としての愚かさ、愛おしさを抱きしめたくなるのだ。