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北の国から'98時代
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目次

『北の国から'98時代』に投稿された感想・評価

kazu1961

kazu1961の感想・評価

4.5
▪️JPTitle :「北の国から ’98時代」
ORTitle: ※※※
▪️First Release Year : 1998
▪️JP Release Date : 1998/07/10
▪️Production Country : 日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-189 再鑑賞
🕰Running Time : 310分
▪️Director : 杉田成道
▪️Writer : 倉本聰
▪️MusicD : さだまさし
▪️Cast : 田中邦衛、吉岡秀隆、中嶋朋子、宮沢りえ、中澤佳仁、林美智子、美保純、布施博、ガッツ石松、室田日出男、岩城滉一、地井武男、竹下景子
▪️Review
〜シリーズを通して〜
故田中邦衛さんのご冥福をお祈りいたします。
田中邦衛さんと言えば代表作は「『北の国から』。1981年の連続ドラマ開始から2002年のスペシャルドラマ『北の国から 2002遺言』まで21年も続いた日本を代表する伝説的なヒューマンドラマです。本作を振り返ることによって田中邦衛さんという名優を心に留めおきたいと思います。
※TVロードショーされたからかFilmarksでも映画のカテゴリーにスペシャル8作が取り上げられています。なので映画ではないですが、スペシャル8作を再鑑賞していきたいと思います。
『北の国から』。昭和で育った私にとっては色んな意味で、日本と言う国の原風景がこの作品には多く込められていると思います。日本の家族、親子、隣付き合い、恋愛、生活風習、人生観、死生観、故郷、などなど。。。今観ても本当はもっと大切にしなければいけないことを気づかせてくれる、そんな作品です。若い頃何度も富良野に足を運びました。こんなに愛に溢れ、感涙させられる作品は他に類をみません。ほんと日本を代表する名作です(私の中では寅さんシリーズと並んで!!)。

『北の国から'98時代』
スペシャル版第7作目で後1作残していますが、本作が実質的に最終話的な意味合いを持ったら作品です。草太の死、正吉と蛍の結婚、そしてクライマックスの中島みゆきの『時代』。ひとつ時代が紡がれたことを見事に描いた作品です。81年のシリーズ開始以降のすべてを肯定する、感動のクライマックスです。個人的にはシリーズで1番好きな作品です。通して310分の長尺、しかしながらずっと涙が出て出っ放し、そしてクライマックスでは大号泣でした。ほんと素晴らしいドラマです。

物語は。。。
純(吉岡)は臨時職員だがゴミ収集の仕事を続け、五郎(田中)は有機農業の手伝いと炭焼きをしています。ある日、純は恋人のシュウ(宮沢)の実家にあいさつに行きますが、シュウが両親から実家に戻るよう言われ、純は将来に不安を抱き落ち込んでしまいます。一方、落石で幸せに暮らしているはずだった螢(中嶋)が、金を工面するために富良野に戻ってきていると聞いていましたが、純と五郎の所にはやってきませんでした。。。

螢(中嶋)と正吉(中沢佳仁)の結婚が決まりました。螢が結婚の日まで、石の家で暮らすことになり、喜びを隠しきれない五郎(田中)。だがシンジュク(布施博)が、螢のお腹の子の父親が実は、正吉の子ではないことを正吉の父・和夫(地井武男)から聞いてしまいます。草太(岩城)は、そんな事はともかく、今は螢の門出を盛大に祝ってやることが大事だといいますが、実は子供のことは誰もが疑いを持ち始めていることでした。正吉のことを誰よりも知る純(吉岡)も、そして五郎さえも。。。そして。

☆感涙ポイント
前述の様にずっと緩い涙は出っ放し、そして草太の死という大きな出来事を通して、時代を肯定するクライマックスには大号泣!!
・蛍を車に乗せて札幌へ送る草太“おらぁ味方だ、おらぁ味方だ”。。。蛍の涙に涙。
・正吉の結婚の申し入れに、五郎の号泣。。。大号泣!!
・草太のゆきに言った言葉“純を何とかしたいんだ、あいつが何と思っても俺の弟だから、あいつが心配だ”。。。純の号泣に号泣!!
・蛍の結婚式でカセットテープから流れる草太の声に感動。何度観てもボロボロになります。

本作時点、
田中邦衛66歳 吉岡秀隆28歳 中嶋朋子27歳

▪️Overview (Wikipediaより)
東京から故郷の北海道に帰郷して、大自然の中で暮らす一家の姿を描く。脚本は倉本聰で、北海道の雄大な自然の中で繰り広げられる。連続ドラマ放送後、8編に及ぶドラマスペシャルが放映された。主題歌の作曲・スキャットは、さだまさし。

連続ドラマの好評を受け、10年単位で子役の成長を追う大河ドラマというコンセプトで、当初から長期シリーズとする予定で開始。ドラマスペシャルでは常時視聴率20%超えを記録した。全ての作品がビデオ化されている。

・TVドラマ1981年10月9日 - 1982年3月26日
・北の国から'83冬
・北の国から'84夏
・北の国から'87初恋
・北の国から'89帰郷
・北の国から'92巣立ち
・北の国から'95秘密
☆北の国から'98時代
・北の国から 2002遺言
シリーズで最も長尺な作品だというのに内容が濃くずっと目が離せなかったこともあり、すぐに過ぎてしまった310分。

なにより今作で1番心に残ったのは、正吉の覚悟を決めた選択。
正吉、いくらなんでも男すぎるよ。そりゃ蛍も惚れるわ。
そして、あえて真実を聞かなかった五郎と純。
前作のテーマの1つでもあった、あえて触れない優しさを今作にて改めて感じた。

草太兄ちゃんはいくらなんでも急すぎるよ。
不器用で理解されないことをわかりながらも、最後まで自分の信じた道を突き進むまさにカッコ良い男だった。
今にして思えばシリーズを通して純と蛍の本当に大事な時には絶対に一緒にいて道を示してくれていた。
ガサツで口も軽くて、でも自分の気持ちに真っすぐで何より優しすぎる、そんな草太兄ちゃんに本物の兄貴像を見た気がする。

そして、正吉と蛍との結婚を認めた後の五郎の涙。
嬉しいよな。
こんな嬉しいことはないよな。
今シリーズの観るたびに思うけど長い時間軸で登場人物を観ていく為その成長を直に感じ、あたかも自分も家族の一員になったような錯覚を起こしてしまうほど感情移入をしてしまう。

前作の『秘密』は蛍とシュウという女性にスポットを当てた作品であったが、今作『時代』では正吉、草太、そして五郎にスポットを当て、男としてのカッコ良さや父親の強さと弱さをリアルに、そして優しく描いていた。
shun

shunの感想・評価

5.0
「北の国から'98時代」を観終わったわけで

どんなに足掻いてもやがては過ぎ行く"時代"に焦点を当てた今作

相変わらずシュウが好き



以下ネタバレあり

螢の帰還から始まり新たな秘密、新しい農業を中心に変わってゆく人々を描き、螢と正吉の結婚式で締め括られる

不倫の関係が終わりを迎えるも相手の子どもを妊娠した螢は一人で生きていこうと決意する。しかしそれに気付いた草太は援助をし正吉との結婚まで準備を始める

一方農薬や大型機械を取り入れる草太と五郎が作った堆肥などで農業を試みるチンタの兄完次の対立を通じて、変わりゆく時代で生き抜く人々の衝突と覚悟が描かれる

純はというとゴミ収集の仕事を続けながらシュウの家族との面会という一大イベントを迎えるわけで
富良野を離れて働くという決断をしたシュウと純の関係はギクシャクし始め
シュウはいつも明るく振る舞っていながらも実は内側で必死に闘っており
どこか儚く今にも消えてしまいそうな美しさ、宮沢りえが最高で
一文字一文字を丁寧に伸ばすような話し方も心地よく
後編では二人の関係もなんとか上手く行き安心です。
"同じ水が飲みたいです。同じ空気を吸いたいです。同じ太陽、あびたいです。一緒に笑いたいです"
純への深い愛が伝わるあのプレゼントも、葬式に飛んできたときも、その後の父親とのやり取りも全てがよかった

自分に借金がありながらも困っている螢へ20万円なら余裕だ、と用意する姿。妹のような螢をなんとか守ろうとする草太兄ちゃんがかっこよくて
「最近の若いもんは間違った子どもができのをすぐ堕ろすのなんだのと考えるができちまったものそれはもう命だ。立派にひとつの新しい命だ」
この言葉は自分の子供を亡くした草太だから言えると思われ
終盤の急逝はあまりにも突然のことであり、カセットテープの結婚スピーチにただただ感動するわけで

螢と正吉のことを知ったときの五郎さんの嬉し泣き、葬式の時の純の号泣が心に残る

今回は正吉が大活躍で、今までのちょっとしたやりとりが彼の螢への想いへの伏線となっていたわけで
雪子おばさん、6年ぶりの帰還も嬉しく

最後は中島みゆきの「時代」。富良野へ来て17年、もうすぐ終わりが近づいているわけで、、、









「正吉、螢、おめでとう
お前らが出来上がって、、、出来上がってはおかしいか、、なんだ、えーお前らが一緒になることになって、お兄ちゃん嬉しい。涙が出るぐらいほんとに嬉しい。だけどきっと一番喜んでいるのは五郎おじさんだとおらは思う。うん。おじさんはほんとに喜んでると思う。螢!お前忘れたらバチあたるぞ。お前が生きて、いっちょまえになって腹に赤ん坊押し込んじまって、正吉という素晴らしい男掴んで幸せのてっぺんに今いられるのはみーんなお前の親父さんのおかげなんだ。あの頃のことよくおら覚えてる。布部の駅に迎えに行ったとき親父さんに連れられて出てきたお前ら。いやーもやしみたいにこましゃくれた純と腹がぷくっとまだ出っ張った幼児体型のちっこいお前。そのお前らを二人抱えて親父さんがどんなに苦労してきたか。パイプの水を溶かしてた親父さん。夜中にお前らの寝てる脇でお前らの服を縫ってた親父さん。弁当作って届けてた親父さん。だめだ、思い出したら涙出ちまった。酒くれーー」

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