短編映画を探していると発見したので、鑑賞。

人類崩壊の一途をたどる近未来。
生物の遺伝子にまつわる研究をする男には、人には言えないある秘密があった……。

リドリースコットの息子･ルーク･スコットが制作した初期の短編映画。

冒頭に｢プロデューサー･リドリー･スコット｣と表示されることから、なぜか、猛烈に酷評が目立ってしまっている可哀想な短編。

確かに、ストーリーの薄さや、『ブレードランナー』に酷似した親の七光り的世界観(劇中に登場するヒロインの描写は、まさしくブレランのプリスそのもの。)など、批判意見の理由も分かるものの、個人的には、むしろ、そんな世界観が好みだった。

彼が後に手掛けることになった『ブレードランナー2049』の短編2作品にも通ずる作風が滲み出ており、個人的には、この方向性のまま、映画を作り続けてほしいとも思った。

近々、彼の長編作品も鑑賞しようと思う。

参考
LOOM 4K Short Film [HD]: From Luke Scott, Ridley Scott & RED Camera
https://youtu.be/wcvSTk8M5qY
(公式の本編動画。タイトルをネットで検索すると、非公式ではあるが日本語字幕入り本編もあり。)

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どう評価していいか分からないが面白くはない。冒頭のバスだか電車だかの中はブレードランナーを想起させる。
『モーガン』に繋がる要素が散見される。

2012年製作の短編映画。

監督はルーク・スコット。

ルーク・スコット監督の初長編作となる『モーガン プロトタイプL-9』よりも前の作品。



父親はあのリドリー・スコット。

2世監督という立ち位置ですが、これがデビュー作になるのかな？


なのですが…

冒頭にいきなり父親であるリドリー・スコットのクレジットが表示されてげんなり😥

まともに長編作を作る前に父親の名前を前面に出してしまっては、親の七光り感が否めない。


作品自体も色々な映画を繋ぎ合わせたような既視感ありありの映像。

内容も薄っぺらな感じで、コチラに伝わるモノがほとんど無いに等しい。

21分と短い作品でありながら、冗長に感じてしまうのは如何なものか。


今作のあとに『モーガン プロトタイプL-9』を発表する訳ですが、もしコチラを先に観ていたらルーク・スコットの印象はかなり悪かっただろうなと思います。

因みに『モーガン プロトタイプL-9』はキライじゃないです😃
　

同じくルーク・スコット監督作の『2036:ネクサス・ドーン』『2048:ノーウェア・トゥー・ラン』は、『ブレードランナー』ありきでレールに乗った短編作品なので、次作が真価を問われそうですね。



因みに今作はYouTubeで観れます。

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