てるる

“ロミオ”・ラージクマールのてるるのレビュー・感想・評価

3.6
IMW2023パート1 ①本目

今回のIMWは新作が3本しか無かったけど、それぞれかなりテイストが違ってて面白かった。

こちらは結構イカれたロマンスアクション。
インド映画あるあるの主人公ロミオくんがヒロインに一目惚れ。
そこから始まるストーキング。

その行動が結構キモイわけなんですが、ロミオくんそれをしっかり自覚してる。
いや、自覚してるから良いって訳じゃないけどね。

しかし輪をかけてキモイのが敵ボスで、とにかく金や権力など力づくでヒロインを奪おうとする。

そんなキモ男集合な映画なんですけど、インド映画のカラッとした空気感やらぶっ飛んだ演出で中和されてる。

あ、でもロミオとライバルからバディになっていくボスの部下が良かったー!
これまたインド映画あるあるの光の親友枠って感じですね。

劇中のダンスシーンで急に見知らぬ男が出てロミオと一緒に踊り出したからコイツ誰やねんと思ってたら監督のプラブ・デーヴァだそうで。

元々はダンサー兼振付師と後から教えてもらいました。

公開時はかなり酷評されたみたい。
個人的にそこそこ楽しめたけど、ラストの殴り合いとか含め、ちょっとしつこいかなと思うシーンがあったのが残念。
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