『泣ける映画TOP10…番外編』の紹介を見て視聴…。
なにゆえ…TOP10以外から選んだのか…。(謎)
全体的に…重くなく…気軽に見れる映画…。
妻が施設に入り…男の一人暮らし…。
家の中は物が散乱していて…いかにもって感じ。
『猫』がいることで…男の優しさが見え隠れする。
酒…ギャンブル…夜の女…。
これだけを見ていると…ダメダメおやじ…。
でも…どうだろうか…。
愛する人が自分を認識できず…遠くにいる。
心は空しく…暇を持て余す…。
そりゃね…酒を飲んで気を紛らわしたくもなる…。
ギャンブルで…暇な時間を埋めていきたくもなる…。
愛のない抱擁で…人の温もりを感じたくもなる…。
これこそが…リアルな人間だと思う。
そんなときに出会った…オリバー少年…。
少年もまた…母と過ごす時間が限られている。
生活の為に働きづくめの母…。
その帰りを待ちわびる少年…。
オリバー少年とヴィンセント…。
互いに…愛を欲してる…。
そんな…目に見えない『小さな愛』を求めて…。
二人の距離が縮まっていく…。
一見、相反する二人のように見えるけど…。
心模様は似た者同士…。
少年のお母さんも…。
夜勤の女(?)の人も…。
毎度毎度…ヴィンセントにイラついてるけど…。
でも…結局は…見捨てることはできない…。
なんだかんだいっても…ヴィンセントの面倒を見てる。
そんな…理屈では言い表せない…。
人間と人間の不思議な世界感…距離感…慈悲の心…。
オリバー少年がヴィンセントを理解できたのは…。
子供だけが持つ…純粋な感受性なのかな…。