アン子

ズートピアのアン子のレビュー・感想・評価

ズートピア(2016年製作の映画)
5.0
【オマケ小話すらみたくなってディズニー+入りたくなった】人種差別や人との分かり合えなさ、格差社会など、人間界のあらゆる問題がキュートに描かれた作品
あと主役同士の関係性が尊い

やっっと観れた!!GEOのdvdクーポンで借りた。GEOありがとう

描かれている問題↓
【人種差別と偏見について】
人種を動物(草食と肉食動物や、色んな種族)に表していて、この世界でも種族間の確執や偏見あって、でもそれは動物でのフィクションだから人間界での確執よりかわいい。
馬鹿にしている虎の顔はもふもふでかわいいし、○役のひ○は綿菓子みたいにもふもふしていて嫌気がささない。

力の弱い草食は肉食動物に偏見(何かあれば凶暴化する)をもってしまいがちで、肉食はその通りにふるまうこともあれば絶対にふるまわない人もいる。
全員がその役割通りの生き方や性格になればいいのに、昔暴力をふるってしまったという肉食はずっとそれを反省する優しい青年になったし、小さくて弱い草食が肉食の上に立つ場合も。
人間でも一辺倒にその人らを見なすことはできないのに色々見なしてなっちゃうから、すっごい描写力だと思った

【安易に出してしまうセクハラについて】
主人公のジュディは小さな兎の女の子。正義をもった勇敢な子だけど、見た目はぽきっと折れそうな細さでふわふわで、受付のぽちゃぽちゃな虎さんに「兎でかわいい女の子だね」的なことを言われてしまう。
警察は屈強な男社会だから、虎さんの目線はもっともなんだけど、兎だからかよわそうでかわいいって初対面で言うのきもくね??と観ている私でも思っちゃうのよ、、
ジュディは「あー、でも兎だからってかわいいわけじゃないし」と次のセリフで返していて、ちゃんと反応しているのが観ていて気持ちよかった。

【格差社会】
ズートピアではなんでもできる、と言われるが生まれた種族によっての住み分けもきっちりされている。
肉食で力の強いやつが草食の小さい動物にえらぶるシーンもあれば、
ずる賢いと嫌われてしまったキツネは汚い仕事をしないと生きてけない。
生まれた場所と環境で人間も生き方を大きく固定されるので、観ていて辛くならないぐらいやけど現実ぐらい上手に表現されていてすごかった。
ごついホッキョクグマに見られながらの晩餐会わろたけど
アン子

アン子