ウサギが警察官なんかになれるわけないでしょ!!!
肉食動物と草食動物とが共存する社会で、DNA的に優劣がついちゃうのだが、生まれ持ったものや育った環境などで諦めないで、夢を叶えるために努力する大切さを学べる素敵な作品でした。
次々と襲いかかる試練と、その裏で蔓延る社会的問題とが絡まり、ラストまで息をつかせぬ面白さがありました。
これは可愛い見た目とは真逆で、随分大人向けなディズニーだなあと思いました。
テーマがテーマなだけに、社会で燻っている若年層に響きそう。
やはり根幹となるのは差別心とか先入観とか。人には必ずあるもので、自分はどうなのか問い質すキッカケになりましたね。
キツネはずる賢いってのは特徴なだけであって、イコールではないんだよな。
アメリカだと、難しい問題を子どもにも分かりやすいように扱った作品として評価されたのかな?
日本だとその点は薄くて、夢を追いかける健気な姿に感動!って路線が強いかもしれない。
2つのポイントを作ったことにより、万国共通に楽しめる作品に仕上がったのは間違いない。
近年のディズニー作品としては、個人的に群を抜いて完成度が高いと思う。