最初、ジュディはニックの事を信用してないんだけど、それが次第に変わっていく。
普通ならそこで終わりなのに、ズートピアはもう一捻りあるのが面白い。
ストーリーも2転3転してスピーディーで飽きないし、109分があっという間に過ぎていく。
ストーリーだけでも面白いのに、ズートピアは社会問題を盛り込んでるのが凄い。
例えばニックは「キツネだから信用できない」と言われるけど、これは人種による決めつけを揶揄してる。
それが終盤のジュディの失言にも繋がっていたりと、この映画は「ステレオタイプな決めつけはやめよう」がテーマになっているのだとか。
他にもジュディがヒョウから可愛いねと言われたことに「他の種から言われるのはマズいんですよ」と言う部分は、黒人がニガーと呼び合うのはいいけど、それ以外だと差別言葉になることを表してたり。
そういったアメリカの社会事情も多く散りばめられている。
大人も楽しめるけど、子供の教育にも活用できる映画って凄いと思う。
