グリパス

ズートピアのグリパスのネタバレレビュー・内容・結末

ズートピア(2016年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

人間の人種や国による違いの差別や偏見を動物社会に置き換えて展開されていくストーリーは秀逸すぎる
夢は叶うことを望まなければ夢は抱いていいという保守的な考えの両親から絶対に諦めないジュディは応援したくなる主人公だった
1番感情移入できたのはニックでキツネだからという理由でレンジャーになれないその偏見のせいで傷つき絶対に傷つかないように殻に閉じこもるようになったのはとても切ないし悲しい過去だった
ジュディは偏見や差別があっても諦めなかったけどニックはその抑圧に負けてしまっている対比は良かった
2人の境遇は似ているしバディとしても意気投合なのがすごく良かった
バディものとしての面白さと捜査してストーリーが進んでいくのはすごく面白かった
ナマケモノなのにフラッシュで名前なのがいいしめっちゃ車のスピード出すの面白すぎるw
凶暴化する肉食動物を危険だと言ってしまったジュディは自分が差別や偏見に苦しんでいたのに偏見を潜在的に感じてしまうのはかなり人間味を感じたしそこに葛藤する姿も良かった
でもより良い世界にするために警察官になったのに田舎に帰ってそのまま放棄は今までの主人公の軸としてあまりにもブレすぎているのがかなりノイズだったし意味がわからなかった
そして真犯人を見つける展開はかなり唐突だったのと捜査シーンはデジャブだったのてあまり好きではなかった
電車が壊れて証拠なくなったとか言ってるけど自分で壊したんだろって腹たった
最初は応援したくなってけどだんだん無鉄砲さや後先考えないのところとかが気になり始めるくらい軸がぶれてしまったのが残念だった
ニックは警察官じゃなくてレンジャーになって欲しかったなー
警察官になる動機がよくわからなかった
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