フリーパス映画第八弾。
珍しく今回は短編映画なし。
ピクサーではなく、ディズニーが手がけるアニメーションとしては『ベイマックス』以来。
そして今作はディズニー、またその生みの親ウォルトディズニーが恐らく目指したであろう、理想郷を動物の視点から描いた、いわばディズニーの全てを詰め込んだ傑作と思われます!
今週は贅沢すぎる(笑)
スコア4.0以上を三本連続で出す公開週なんて珍しいです。それほどどれもが個性あふれていて、一見の価値はありと自信をもって断言できます(*^^*)
それにしても、20世紀フォックスのファンファーレと同レベルで、ディズニーのファンファーレも毎度鳥肌が立ちます。
警官を目指す農家育ちのウサギ、ジュディは、初めてのウサギ警官としてズートピアの中心部に勤務することになるのだが、、
まずは冒頭から主題歌が流れてわくわくさせられます。あらゆる動物の特徴を近未来社会に合わせて描きます。ここのところはさすがディズニーと言わざるをえません!
この主題歌気に入りました!ラストにもふんだんに使われるので、終わってからも席を立たないほうが良いと思います(*^^*)
さて、もちろん設定も斬新で、子供も笑える要素ありなど物語としても申し分ないですが、僕が勝手に一人で妄想して涙を出してしまったことがあります笑
それは、このズートピアこそが、人類が目指す理想郷なのではないかということ?
今作では、「草食動物」であるウサギ、ジュディと「肉食動物」であるキツネ、ニックが中心になります。
つまりこのズートピアでは、草食動物と肉食動物が共生をしているのです。
これって、肉食動物を黒人、草食動物を白人とすれば背景がわかってくると思いませんか?
え、肉食動物が白人なのでは?と思われるかもしれませんが、恐らく見ていただいた方はストーリーの展開上、逆であることに気づかせられるはずです。
多勢に無勢。それを熟知してる今回の悪役は、まるで現代社会の過激派のよう。
そういうことも全てなしにして、理想の社会を築こうよ!と実際そんなこと劇中ではいってないですが、全体を通してそのメッセージはビリビリと伝わりました!
それを踏まえてのエンディングの大団円は素直に感動しました。
人は一口に平等、といってもあらゆる格差があります。それを改善するヒントにもなり得るのが今作なのでは?と感じました(*^_^*)
なので普通にみれば、昨今の泣かしにかかってたディズニー作品と比べれば、感動に関しては弱いかもしれませんが、注意深くみると深い感動があります!
このレベルの作品を半期に一度ぽんぽんだすのがディズニー。いやはや素晴らしいというしかありません。
本日も子連れの方が多くて、ナマケモノの箇所なんて会場が笑いに包まれていました。まさしく映画館においても、社会の縮図を再現するディズニー。
人は笑い、怒り、泣いてこそ人間です。
GWが控えていますが
グロくても、アクションに富んだ映画を見たい場合は『アイアムアヒーロー』
子どもも楽しめる娯楽作品が今作
重厚で、見応えのあるドラマを見たい場合は『レヴェナント』
をオススメします。
つまり三作ともオススメです!