ちょうど沖縄で傷ましい事件があり、そのせいか今日は外を歩いていてもなにか殺気だってしまう。映画を観た場所が北谷だったのもあって米軍関係の人が多くて歩いているとき距離をあけたり話しかけられても嫌悪をあらわにしてしまったりしていました。
そんな気持ちでこの映画を観て、じぶんの中に育った偏見の芽があったことに気づかされました。こちら側の人間で、ちからがないと思っていたのに嫌悪という凶器をもっている。忌むべきは人間ではなく状態だということを心に強く根づかせなければいけないな、とおもったのでした。
と、考えさせてくれることも多いし、映画を観終わってすぐにフェネックギツネを検索してモエモエしたり、ゴッドファーザー観たくなったり、動物たちがそれぞれかわいくて楽しいこともいっぱいのいい映画でした。とりあえずいちばん好きだったのは最後の虎の表情。